Antônio Carlos Jobim – Tide (1970/2014) [FLAC 24bit, 192kHz]

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アントニオ・カルロス・ジョビンの最も有名なアルバムの一つである1970年作『Tide』は、1967年作『Wave』の姉妹作であり、プロデューサー・クリード・テイラーのCTIレコードによる同様に豊かで滑らかな作品集である。実際、このアルバムの長いタイトル曲は、『Wave』のタイトル曲の主要なメロディラインをテーマと変奏で探求したものだ。
このアルバムの大部分の編曲を手がけたのは、後にライト・ジャズ・フュージョン分野で名を馳せるユーミル・デオダートだ。彼のアレンジを、テイラーの長年の専属編曲者クラウス・オガーマンの仕事と比べると、『Tide』はより活気があり、幾分ルーズでオーケストレーションの控えめな印象を与える。新曲の中では「テーマ・ジャズ」が最高の出来だが、きらめく「カリニョーゾ」もそれに迫る名演だ。ジョビンの2作目のA&Mアルバムでは、編曲作業をユーミル・デオダートが引き継いでおり、彼とクラウス・オガーマンの違いは「イパネマの娘」のリメイクで顕著に表れている。デオダートの編曲はより重厚でドラマティック、構成がしっかりしている。時折アレンジが控えめになり、「テーマ・ジャズ」では狂人エルメート・パスコアールの踊るような多重奏フルートが聴こえたり、リズムもよく知られたボサノヴァの刻みから外れることがある。ジョビンはいつものように控えめで、アコースティック・ピアノとギターに加え、非常に繊細なエレクトリック・ピアノを駆使しているが、曲自体がジョビンの最高水準に達していないこともある(「Tide」が「Wave」のコード進行を巧妙に書き換えたものであることがその証拠だ)。それでも、常に美しく仕上がり、非常に音楽的な作品に仕上がっている。―リチャード・S・ジネル
01. Antônio Carlos Jobim – The Girl From Ipanema (04:48)
02. Antônio Carlos Jobim – Carinhoso (02:49)
03. Antônio Carlos Jobim – Tema Jazz (04:37)
04. Antônio Carlos Jobim – Sue Ann (03:05)
05. Antônio Carlos Jobim – Remember (03:58)
06. Antônio Carlos Jobim – Tide (03:45)
07. Antônio Carlos Jobim – Takatanga (04:33)
08. Antônio Carlos Jobim – Caribe (02:44)
09. Antônio Carlos Jobim – Rockanalia (04:46)

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