Antonio Carlos Jobim – Stone Flower (1970/2013) [FLAC 24bit, 192kHz]

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『ストーン・フラワー』はアントニオ・カルロス・ジョビンの5枚目のアルバムである。1970年3月、4月、5月にルディ・ヴァン・ゲルダーによってヴァン・ゲルダー・スタジオで録音され、クリード・テイラーがプロデュースしたこのアルバムは、1970年にCTIレコードからリリースされた。
1970年、ニュージャージーのルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで、クリード・テイラーのプロデュース、デオダートの編曲・指揮、そしてヴァン・ゲルダー自身のエンジニアリングにより録音されたジョビンの『ストーン・フラワー』は、彼の最も静かに輝く作品の一つであり、間違いなくコロンビア時代の頂点を飾る作品である。1960年代初頭にボサノヴァがポップとジャズのチャートを席巻した輝きから約10年後、クリード・テイラーはジョビンの優しく囁くようなボサ・サウンドを再び脚光のもとに導いた。ジョビンとデオダートがギターを担当(ジョビンはピアノも演奏し、数曲でボーカルも担当)、ロン・カーター(ベース)、ジョアン・パルマ(ドラム)、アイアート・モレイラとエヴェラルド・フェレイラ(パーカッション)、アービー・グリーン(トロンボーン)、ジョー・ファレル(ソプラノサックス)、そしてハリー・ルコフスキーがタイトル曲でソウルフルなヴァイオリン・ソロを披露するバンド編成で、ジョビンは自身の『カインド・オブ・ブルー』を創り上げた。アルバムは低く煮えたぎるような「テレーザ・マイ・ラブ」で幕を開ける。静かに伸びやかなトロンボーンの旋律と移りゆくアコースティック・ギターが夜風に漂う。親密な始まりは、ボサノヴァですらほとんど不快なほど官能的な近さで締めくくられる。そして「ショーロ」と「ブラジル」では、かすかなストリングスとシンコペーションのリズムを背景に、ジョビンの指から滑り落ちるようなピアノのメロディが展開される。後者は軽快なテンポのサンバで、ジョビンの砂のようにかすれ、煙のようなボーカルが楽器のきらめきの中に幽霊のように浮かび上がる。例えばタイトル曲では、ほとんど感知できないほど断続的なパーカッションの上に、シンプルでありながら和声的に欺瞞的なジョビンのピアノ・メロディが乗る。ルコフスキーのソロが始まるまで、そのリズムと半音階的な叙情性がいかに洗練され、濃密であるかに気づかない。アルバムは「ブラジル」のリプライズで閉じられる。驚くべきことに、最初の曲から各トラックで触れられてきたテーマが再提示され、このアルバムの大部分が組曲として、ジョビンの音楽とその描く肖像だけでなく、この効果を達成するためにテイラーが用いた音そのものに対する、豊かで感覚を変容させる瞑想となっている。『ストーン・フラワー』は単純に輝かしく、ジョビンの絶頂期を捉えたベルベットのような深夜のスナップショットである。
01. Antonio Carlos Jobim – Tereza My Love (04:23)
02. Antonio Carlos Jobim – Children’s Games (03:30)
03. Antonio Carlos Jobim – Choro (02:10)
04. Antonio Carlos Jobim – Brazil (07:26)
05. Antonio Carlos Jobim – Stone Flower (03:21)
06. Antonio Carlos Jobim – Amparo (03:41)
07. Antonio Carlos Jobim – Andorinha (03:33)
08. Antonio Carlos Jobim – God and the Devil in the Land of the Sun (02:23)
09. Antonio Carlos Jobim – Sabia (03:58)

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