『Diabolic Inventions and Seduction for Solo Guitar, Vol. 1: Music of Astor Piazzolla』は、イタリア系アメリカ人のジャズフュージョンおよびラテンジャズギタリスト、アル・ディ・メオラによるアルバムである。ディ・メオラはこのソロギター作品において、オリジナルの楽曲構想とは異なるシンコペーションリズムの概念を取り入れることで、自身のビジョンを表現したいと考えていた。アストル・ピアソラとの友情は彼の人生の転機となった。ピアソラはディ・メオラに対し、自身の音楽に独自の声と表現をもたらすよう励ました。数多くの会話を通じて、ピアソラは自身の音楽を「悪魔的」と表現した。これは従来のタンゴ音楽からの急進的な逸脱を指しており、現代的な音楽要素を融合させつつ全ての規則を破り、この音楽を未来へと押し進めたため、ピアソラは激しい反発に直面した。ほとんどの音楽的革新者と同様、ピアソラも激しい批判を受ける時期があった。長い亡命期間を経て、タンゴ純粋主義者たちはついにピアソラの作品の深みを受け入れ称賛し、彼は英雄としてアルゼンチンに帰還した。

アル・ディ・メオラのアルバムの始まりには、いつも息をのむような何かがある。彼が驚きに満ちた卓越したギタリストであることは頭ではわかっているのに、それでもなお、予想外に、奇跡的に、彼の天才的な才能と敏捷さに改めて驚かされる。最新作『Diabolic Inventions and Seduction for Solo Guitar』の冒頭曲「Campero」を聴くたびに、私はそんな気持ちになる。ディ・メオラはここで、アストル・ピアソラの8曲を取り上げ、独自の解釈で演奏している。らしい。私がピアソラについて知っていることは、ごく小さなピンの頭に収まる程度だ。ピアソラはアルゼンチンの現代タンゴ作曲家で、地図上では場所がわかる——それくらいの知識しかない。だからもっと深い議論がしたいなら、「音」以外の何かの暗号のように「トーン」について語るような、気取った評論家を探すといい。タンゴ、誘惑、悪魔的な迂回路は、長年ディ・メオラの音楽の風景の一部だったから、ファンがピアソラの山の麓に立ち、畏敬の念を抱いていることに驚くべきではない。しかし『Diabolic Inventions』は、これまでのアルバムとは異なる芸術的声明であり、情熱的な学生でありながら忍耐強い教師でもあるアーティストの自画像だ。矛盾したリズムに包まれ、エネルギーに酔いしれたピアソラの作品は、誘惑的で不安定なものへと揺れ動く。魅惑的なものではあるが、私の飽きた耳は続く曲を単なるタンゴの一つとして囲い込み、そのすべての美味しい反逆に対する最初の驚きは、穏やかな誘惑へと譲っていく。とはいえ、これがロマンティックなアルバムだと言っているわけではない。これに合わせて愛を交わそうとする人は、おそらく何かを捻挫するだろう。むしろ、長年ディ・メオラの音楽の核心にあったタンゴの可能性に誘惑されるということだ。