『ハイウェイ・トゥ・ヘル』は、オーストラリアのハードロックバンドAC/DCの6枚目のスタジオ・アルバムで、1979年7月27日にリリースされた。このアルバムは、バンドにとって国際的にリリースされた5作目のスタジオ・アルバムであり、オーストラリアでは6作目となる。また、翌1980年2月19日に死去したボン・スコットがリード・ボーカルを務めた最後のアルバムでもある。

もちろん、「Highway to Hell」はボン・スコットが在籍したAC/DC最後のアルバムであり、彼はバンドにスリーティな魅力をもたらしたフロントマンだった。リリースからわずか数ヶ月後、スコットは飲酒の末に文字通り「パーティーし尽くして」この世を去った（死因は急性アルコール中毒と公式に発表されている）——これは予想さえできたロックンロール的な最期だった。彼の死を踏まえると、『Highway to Hell』はある種の遺書のように見えてしまう。畢竟、これが彼の最後の作品だったのだから。そしてスコットが華々しく散るつもりだったなら、これ以上にふさわしい方法はなかっただろう。本作はまさに「反逆者の画廊」であり、陽気に下品な性の話題や酒の賛歌から、とにかく常軌を逸した行動までが詰まっている。スコットが自身の最期を予感していた——あるいは死後にタイトル曲が不吉に響く——と解釈したくなるが、実際はAC/DCの疾走がただ猛烈に速く、荒々しくなり、彼がその波に乗っていただけだ。実際、『Highway to Hell』で新たな頂点に達したのはスコットだけではない。ヤング兄弟もまた、凶暴なリフを完全な「抗いがたい楽曲」へと昇華させた。これが彼らの最高の曲の集積だ——「Girls Got Rhythm」の中毒的なブギーから「If You Want Blood (You’ve Got It)」まで。一部の功績はロバート・ジョン「マット」ランジュにも帰されるべきで、彼は本作にヴァンダ＆ヤング時代の泥臭い魅力にはなかった精度とスケールを与えた。マットのミキシング・ボードを通して、AC/DCはこれほどまでに巨大なサウンドを鳴らしたことがなく、これほどまでの楽曲を持ったこともなく、これほどまでに骨までしびれるような唯一無二のクラシックを生み出したこともなかったのだ。（Stephen Thomas Erlewine, AMG）