おそらくマーリーのライブ音源の中で最も人気のあるこのコンサートが、新たにリマスターされて登場！1977年6月にロンドンのレインボーシアターで行われたこの公演は、『エクソダス』アルバムのプロモーションのためにヨーロッパツアーを終えたばかりの再編成後のウェイラーズを捉えた貴重な記録です。初期のウェイラーズ時代のレパートリーである「トレンチタウン・ロック」「リベル・ミュージック」「クレイジー・ボールドヘッド」の珍しいライブ演奏は、このコレクションの珠玉のポイントですが、全体を通してまさに「必携」の一枚と言えるでしょう。

ボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズは、1977年6月1日から4日にかけてロンドンのレインボーシアターで4公演を行い、ヨーロッパツアーの一環としてマーリーの国際的ブレイクスルー作『Exodus』をプロモートしました。このアルバムはイギリスのアルバムチャートで56週連続ランクインし、4つのUKヒットシングル（「Exodus」「Waiting in Vain」「Jamming」、そしてカーティス・メイフィールドのヒット曲「People Get Ready」のカバーである「One Love」）を生み出しました。1977年はボブ・マーリーにとって記念すべき年でした。1976年12月に暗殺未遂事件に遭った後、彼はバハマのコンパス・ポイント・スタジオへ、そしてロンドンへと移動し、彼の最高傑作とも評されるアルバム『Exodus』をレコーディングしました。マーリーは創作意欲が高まっており、命を狙われたことが逆に彼の決意を強めたかのようでした。彼はグループのアレンジャーとして存在感を増していたタイロン・ダウニーと緊密に協力していました。『Exodus』はマーリーの国際的なスーパースターとしての地位を確立し、イギリスのチャートに56週間留まり、「Exodus」「Waiting In Vain」「Jamming」の3つのUKヒットシングルを生み出しました。1977年6月の『Exodus』ツアーでは、グループはロンドンのレインボーシアターで6夜連続公演を行い、これもまた伝説的なものとなりました。これらのコンサートはマーリーのライブパフォーマンスの熱狂を余すところなく伝え、アイランド・レコードはコンサートをフィルムに収めることを決定しました。その記録は今日でも彼の伝説を伝える決定的な資料となっています。