グラミー賞®ノミネート作品『Jazz Hands』は、ボブ・ジェームスがevosoundからリリースした3作目のアルバムで、2018年の『Espresso』と2022年の『Feel Like Makin’ LIVE』に続く作品です。ピアニスト自身とマネージャーのソニー・アベラルドが共同プロデュースしたこの10曲入りアルバムは、主にCOVID-19パンデミックの期間中に録音され、ジェームスがさまざまな音楽的環境で演奏しています。また、元Gnarls Barkleyのシンガー、CeeLo Greenが官能的なタイトル曲でゲスト参加し、伝説的ヒップホップDJであるDJ Jazzy Jeff（80年代～90年代のヒットラップデュオ「DJ Jazzy Jeff And The Fresh Prince」の一員として有名になり、ジェームスの音楽を初期にサンプリングした人物）もプロダクションに参加しています。クールジャズの定番とファンキーなダンスフロア・グルーヴ、ブルース色のバラード、映画的なムード・ピース、官能的なスロー・ジャムを融合させた『Jazz Hands』は、ミズーリ出身のピアニストにとって、長いキャリアの中で最も多彩なアルバムです。クラシックとコンテンポラリーの要素を同時に兼ね備え、ボブ・ジェームスがその荘厳で革新的、そして時代を超越した最高の姿を見せています。本作は「最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」部門でグラミー賞®にノミネートされており、このジャズのレジェンドがまだまだ現役を貫く意志を示しています。