ボブ・ディランの最新スタジオアルバム『Shadows In The Night』は、2015年2月3日にコロムビア・レコードよりリリースされました。ジャック・フロストがプロデュースしたこのアルバムは全10曲を収録し、ボブ・ディランの36作目のスタジオアルバムとなります。また、2012年に世界的ヒットを記録した『Tempest』以来、約3年ぶりの新作となります。

コロンビア・レコードがアルバムのリリースを発表した際、ボブ・ディランは次のようにコメントした。「このアルバムを作ることは本当に特別な経験だった。長年こんなことをやりたいと思っていたが、30人編成の複雑なアレンジを5人編成のバンド用に練り直す勇気がなかった。これが全ての演奏の鍵だ。私たちはこれらの曲を極めてよく理解していた。全てライブで録音した。多くは1、2テイクで完成。オーバーダビングなし。ボーカルブースなし。ヘッドフォンなし。別トラックなし。ほとんどは録音時そのままのミックスだ。私はこれらの曲をカバーしているつもりはない。それらはもう十分にカバーされ、実際、埋葬されていた。私とバンドがやっているのは、それらを掘り起こし、墓から引きずり出して日の目を見せることだ」コロンビア・レコードの会長ロブ・スティンガーはこう説明する。「ここにはストリングスや目立つホーン、バックグラウンド・ボーカルなど、標準的なバラード・アルバムによくある要素は一切ない。代わりにボブはこれらの曲に新たな命と現代的な意義を吹き込む方法を見出した。これは素晴らしいレコードであり、間もなく全世界に発表できることを大変嬉しく思っている」