Baden Powell – Tristeza on Guitar (1966/2017) [FLAC 24bit, 192kHz]

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ブラジルのギターマエストロ、バーデン・パウエルがプロデューサーのヨアヒム・エルンスト・ベレントとMPSで過ごした画期的な時代は1966年から1975年にかけての9年間に及び、計2セットの3枚組LPが制作されました。『Tristeza On Guitar』はこの9年にわたる協働の始まりでした。タイトルから連想されるような悲しみに満ちた内容ではなく、儀式的な雰囲気から熱狂的なカーニバルの賑わい、そして親密で歌いやすい歌曲まで、崇高な音楽のスペクトルが広がっています。
バーデンは、ハロルド・ロボとニルチーニョによる有名な甘く切ないサンバのタイトル曲を、舞踏のような名人芸の変奏曲の連続で彩る。映画『黒いオルフェ』のテーマ曲「マーニャ・デ・カルナヴァル」は、痛みを儀式的に祝うような作品に仕上げられている。アフロ・ブラジリアンのカンドンブレ宗教の神々に捧げられた曲(「シャンゴーの歌」「オサニャの歌」)は、このアルバムの核心をなす。これらは4年前に完成した「アフロ・サンバス」音楽サイクルに由来し、ここで完璧な開花を遂げた。モンクの「ラウンド・ミッドナイト」は、温暖な熱帯の夜の色彩を帯び、スタジオの巧妙な空間活用が適切な神秘的な雰囲気を創出する。そして中央には貴重なソロ・インレイが配置されている――バイアの詩人ドリヴァル・カイミの飾り気ない歌「ダス・ローザス」が弦楽器のセレナーデへと変容した。半世紀以上経った今も、この魅惑的な「入門薬」――このブラジルの巨匠による最初のMPSアルバム――に心奪われる。
1-1. Baden Powell – Tristeza (03:22)
1-2. Baden Powell – Canto De Xango (04:46)
1-3. Baden Powell – Round About Midnight (05:35)
1-4. Baden Powell – Sarava (03:36)
1-5. Baden Powell – Canto De Ossanha (03:40)
1-6. Baden Powell – Manha De Carneval (03:16)
1-7. Baden Powell – Invencao Em 7 1/2 (05:14)
1-8. Baden Powell – Das Rosas (05:33)
1-9. Baden Powell – Som Do Carnaval (03:18)
1-10. Baden Powell – O Astronauta (02:25)

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