元々は『Promise Kept: The Complete Artist House Recordings』ボックスセットの一部として再発売されていたが、現在は単体でも入手可能。LPにはオリジナルの4トラックを収録、CD/デジタル版にはさらに6つのボーナストラックを追加。グラミー賞受賞者マイケル・グレイヴスによるリマスタリング、ジェフ・パウエルによるカッティング。プロデューサーのジョン・スナイダーはかねてよりペッパーをレコーディングしたいと考え、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで1週間の公演を予約していた。当時ペッパーはコンテンポラリー・レコードと契約中で、レーベル代表のレス・コーニッヒがこの公演を録音することを決め、スナイダーの同様の計画を阻止した。しかしアートはスナイダーに、いずれ彼のレーベル「アーティスツ・ハウス」のためにアルバムを録音すると約束。結果的に2人は計4枚のアルバムを制作することになった。今回、これらのセッションから生まれたオリジナルアルバムがLP、CD、デジタルで再登場。グラミー賞受賞者マイケル・グレイヴスによるリマスタリングとジェフ・パウエルによるカッティングで、オリジナルの形を忠実に再現。『Stardust』（1985年初出）にはホーヒー・カーマイケルのタイトル曲やデューク・エリントンの「In A Mellow Tone」などペッパーの演奏を収録。CDとデジタル版にはセッションからの6つのボーナス・パフォーマンスを追加。「ジョンとアートは共に約束を守った。ジョンはアートをより広い世界へ導き、路上へ連れ出した。約束通りニューヨークとヴィレッジ・ヴァンガードに連れて行き、新聞に写真を載せ、ラジオ出演を実現させた。アートからジョンは最も望んでいたものを手にした。これらの録音を実現させたのだ」—ローリー・ペッパー