世界的なヴァイオリニスト、アンヌ＝ソフィー・ムターと伝説的な映画作曲家ジョン・ウィリアムズが共演し、アルバムを録音しました。『Across the Stars』は2019年8月30日にリリースされ、ウィリアムズがムターのために特別にアレンジした数々の映画音楽の名曲が収録されています。アルバムには『スター・ウォーズ』シリーズから「フォースの覚醒」の「レイのテーマ」、「帝国の逆襲」の「ヨーダのテーマ」、「クローンの攻撃」の「アクロス・ザ・スターズ（愛のテーマ）」、「新たなる希望」の「プリンセス・レイアのテーマ」をはじめ、『SAYURI』の「サユリのテーマ」や『ハリー・ポッター』シリーズの「ヘドウィグのテーマ」など、印象的な楽曲が多数収録されています。今年4月には、歴史あるソニー・ピクチャーズ・スコアリング・ステージで、ジョン・ウィリアムズ自身の指揮により、ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラと共に録音が行われました。

アンネ＝ゾフィー・ムターが初めてジョン・ウィリアムズの音楽と出会ったのは、彼女の故郷である黒森州の奥深くでのことだった。ヴァイオリニストは、その魔法のような環境では、ヴァイオリンを弾くこと、散歩すること、サッカーをすること、映画を見ること以外にできることがあまりなかったと回想する。1978年、『スター・ウォーズ』が公開されたとき、この少女は、すでにスティーヴン・スピルバーグの『ジョーズ』によってハリウッドで映画音楽の伝説となっていた男の存在を知った。このアルバムでは、ジョン・ウィリアムズの象徴的な映画音楽の新たな編曲が含まれており、ジョージ・ルーカスのサーガから、エピソードVIIの抒情的な「レイのテーマ」、神秘的な「ヨーダのテーマ」、そして『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』の憂鬱なロマンティックな曲「アクロス・ザ・スターズ」などの抜粋を再解釈している。このアルバムには、ジョン・ウィリアムズの他の偉大なクラシックも収録されており、「ヘドウィグのテーマ」（ムターは「ハリー・ポッターとパガニーニの出会い」と表現している）や『シンドラーのリスト』（そのソロ・ヴァイオリン・パートは元々偉大なイツァーク・パールマンによって演奏されていた）などが含まれている。これらの伝説的な曲に加えて、このアルバムには、『タンタンとユニコーン号の秘密』のサウンドトラックからの抜粋（緊迫した曲「ザ・デュエル」）、および『サブリナ』（ビリー・ワイルダーの有名な映画のシドニー・ポラックによるリメイク）からの華やかなワルツなど、よりオリジナルな選択も含まれている。「アクロス・ザ・スターズ」は、ハリウッドのソニー・ピクチャーズ・スコアリング・ステージで録音された。このスタジオでは、『オズの魔法使』や『アラビアのロレンス』から『雨に唄えば』や『E.T.』まで、多くの象徴的なスコアが生まれたが、残念ながら後者はこの活気に満ちた刺激的なレコードには含まれていない。 – ニコラ・マゲンハム