ドイツの『Ohne Filter』テレビシリーズでは、さまざまな音楽アクトが取り上げられており、1999年のポップ/ロックバンド「アメリカ」のコンサートもその一つです。アメリカは当初、デューイ・バネル、ジェリー・ベックリー、ダン・ピークのトリオでしたが、1976年にピークが脱退した後はデュオとして活動しました。1970年代の全盛期には、プロデューサーのジョージ・マーティンと共にヒット曲を生み出し、アコースティックサウンドで時代を象徴しました。ピークはクリスチャン音楽に転向し、デュオは1982年に「You Can Do Magic」でカムバックを果たしました。1999年までに、バネルとベックリーは『Ohne Filter』のためにデュオとしてパフォーマンスを行いました。このコンサートは現在、Inakustikより『Struttin’ Our Stuff』としてSACDでリリースされています。ハイブリッドマルチチャンネルSACDには、DVD-Video版と比べて2曲の追加トラックが収録されています。アメリカのパフォーマンスは、カムバックが色あせた後も続く彼らの魅力を捉えています。SACDはこの象徴的なバンドの音響体験をさらに高めています。『Ohne Filter』シリーズは、多様な音楽的才能を引き続き紹介しています。