15年以上にわたり、オルターブリッジはハードロックとヘヴィメタルの境界を曖昧にするバンドとして知られてきた。世界的な批評家の称賛と熱狂的なファンを獲得してきたサウンドをさらに進化させ、彼らは6作目のスタジオアルバム『Walk The Sky』をリリースした。14曲からなるこの作品は、ボーカル/ギターのマイルズ・ケネディ、ギター/ボーカルのマーク・トレモンティ、ベースのブライアン・マーシャル、ドラムのスコット・フィリップスという4人組の創造性の頂点を示している。『Walk The Sky』は、バンドのこれまでの作品の要素を引き継ぎつつ、新たなものを生み出したキャリアの集大成とも言える作品だ。これまでとは異なる制作手法で録音され、ケネディとトレモンティが完成形の楽曲アイデアを構築し、その後バンド全体で練り上げられた14曲が、『Walk The Sky』のリスニング体験を形作っている。これは、2作目『Blackbird』以来の従来の制作方法とは異なり、プロデューサーのマイケル・”エルヴィス”・バスケットと共に個々のアイデアやリフを組み合わせてバンドの名曲を生み出してきた手法とは一線を画している。「One Life」の冒頭のボーカルメロディから「Dying Light」の感動的なフィナーレまで、オルターブリッジは彼らの音楽カタログに新たな傑作を加えた。「Godspeed」「Native Son」「Walking On The Sky」といった曲は、ライブセットの定番となること間違いない。ファーストシングル「Wouldn’t You Rather」はオルターブリッジの真髄を体現しており、「Forever Falling」ではトレモンティがリードボーカルを再び担当、ケネディがコーラスを取るという『Fortress』収録の「Waters Rising」と同じ構成が採用されている。オルターブリッジは、9月にアメリカで始まり、ヨーロッパへと続くワールドツアーを2019年末まで行う予定だ。