ストックフィッシュ・レコードが中国の歌手・宋祖英と中国フィルハーモニー管弦楽団との共演を収録した作品が大成功を収め（2016年グラミー賞ノミネート）、再び交響楽団を迎えた特別プロジェクトを制作しました。それが2016年制作、ソングライティングの巨匠アラン・テイラーとの共演です！ 背景：アランは2、3年ごとにフォルケスト・フェスティバルに出演し、通常はイタリア北部ウーディネ近郊の美しい小さな町スピリンベルゴのピアッツァ・カステッロで公演を行っていました。そこで、イタリアの作曲家、編曲家、指揮者であるヴァルター・シヴィロッティがアランの楽曲を選び、編曲し、コンサートでオーケストラを指揮する計画が持ち上がりました。このコンサートは2013年7月に行われました。

ストックフィッシュ・レコードのギュンター・パウラーがデモのライブ録音を聴いたとき、彼は熱狂的に「アラン・テイラーと交響楽団によるレコーディング」を提案しました。パウラーは機敏な指揮者クリストフ＝マティアス・ミュラー率いる「ゲッティンゲン交響楽団」を起用。ヴァルター・シヴィロッティとアラン・テイラーがゲッティンゲンでの録音に参加し、非常に成功したセッションが行われました。「この録音で聴くものは、ストックフィッシュ・レコードの卓越した技術的・芸術的専門知識の結晶です。私はこれらの曲のいくつかを何年も前に書きましたが、オーケストラ編曲で聴く新たな体験を楽しんでいただければ幸いです。確かにヴァルター・シヴィロッティが私の曲に共感して生み出した編曲は素晴らしく、このように創造的で共感力のある音楽家と仕事ができたことは光栄でした」（アラン・テイラー）「12曲は30年以上にわたる作品から選ばれていますが、単なる年代順の概観や『ベスト・ヒット集』ではありません。むしろこれらの曲は暗黙の物語を形成し、編曲によって連続性が与えられています。編曲は単に曲を伴奏するだけでなく、それらを結びつける役割も果たしています。『今や道は一つに集まり、私をこの場所へ導いた』：無理矢理な押し付けはなく、旅路の人生で出会った人々、場所、出来事の印象的な描写や叙情的なスナップショットから、聴き手自身が物語を膨らませる余地が残されています。言うまでもなく、これらの曲はどれも力強いものです。編曲はそれらを十二分に活かし、ニュアンスを浮き彫りにし、音楽的な引用を織り交ぜています。新しい演奏アプローチに挑戦することへの不安を認めつつも、アランはキャリアの中でも最も力強く威厳あるパフォーマンスを披露しています。完全に満足できるアルバム——全編にわたって上品でありながら、瞬く間にクラシックと呼ぶにふさわしい作品です。」