ロックの殿堂入りを果たしたアリス・クーパーの初のソロアルバムは1975年にリリースされ、彼のハードロックなサウンドとダークな演劇性を世界に披露した。このアルバムはビルボードチャートで5位を記録し、「オンリー・ウーマン・ブリード」「デパートメント・オブ・ユース」「ウェルカム・トゥ・マイ・ナイトメア」の3つのヒットシングルを生み出した。

1974年にオリジナルのアリス・クーパー・グループが解散したことで、アリスはソロキャリアをスタートさせる自由を得た。彼は賢明にも、ソロデビュー作『ウェルカム・トゥ・マイ・ナイトメア』のプロデュースにボブ・エズリンを再起用することを決断。このコンセプトアルバムは、アルバムリリース直後に始まった極めて劇的なコンサートツアーのストーリーラインと連動していた。音楽性はオリジナルAC時代の荒々しさの大半を失ったものの、『ウェルカム・トゥ・マイ・ナイトメア』は今でもアリスの最高のソロ作品であり——予想されるハードロック路線から外れた楽曲もあるものの——十分な量の熱狂的なロックが詰まっている。ディスコ風のアルバムオープニング・タイトル曲は、ステージではよりハードロック調にアレンジされ、「サム・フォークス」はキャバレー的な領域に踏み込み、「オンリー・ウーマン・ブリード」はトップ10ヒットした繊細なバラードとなった。しかし、ロックナンバーがアルバムの基盤を成しており——「デビルズ・フード」「ザ・ブラック・ウィドウ」「デパートメント・オブ・ユース」「コールド・イーシル」はすべて傑作であり、より静かながら不気味な叙事詩「スティーヴン」も同様だ。このような有望なソロキャリアのスタートにもかかわらず、その後のリリースの大半は焦点が定まっておらず、品質もまちまちだった。——グレッグ・プラート