Alexis Cole with One For All – You’d Be So Nice To Come Home To (2010) [Japan 2015] [SACD / Venus Records – VHGD-114]

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アレクシス・コールの『You’d Be So Nice To Come Home To』では、彼女の多才なボーカルがハードバップ・セクステット「ワン・フォー・オール」と共演。アルバムでは「ゴールデン・イヤリング」などのクラシックを、ジム・ロトンディ、スティーブ・デイヴィス、エリック・アレクサンダー、デイヴィッド・ヘイズルタインの明るいスウィングとソロで再解釈。コールの粋な「アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー」や活力漲る「ムーン・リバー」は陳腐さを避け、「クライ・ミー・ア・リバー」は彼女の洗練された歌唱で輝く。各トラックは独自の形で仕上げられ、記憶に残りつつ、同様に魅力的な曲がシームレスに続く。ジョー・ファーンズワースのドラムが駆動する「アローン・トゥゲザー」は、リズミカルな「ア・ビューティフル・フレンドシップ」やラテン風味の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」へと導く。コールの『Someday My Prince Will Come』は、ピーター・パンやシンデレラを引用したショーチューン・バラードを通じて子供時代の夢を呼び起こす。クリス・コナーやキャロル・スローンを思わせる明瞭な発音と豊かな声は、フレッド・ハーシュ、スティーブ・ラスピーナ、マット・ウィルソンによって支えられる。「レット・ミー・ビー・グッド・トゥ・ユー」のような官能的なトラックや「ラヴ」の幻想的な曲には、ドン・ブラデンのサックスとグレゴワール・マレのハーモニカがフィーチャー。コールのストーリーテリングは「イフ・アイ・ネバー・ニュー・ユー」や「ラ・ラ・ルー」で光り、ノスタルジックでロマンティックなムードを醸し出す。両アルバムは聴き手を満足させつつ、さらに欲しくさせる仕上がりで、コールのジャズ・ボーカル芸術の熟達を示している。
01. Golden Earrings
02. I Will Wait For You
03. Moon River
04. Delilah
05. Cry Me A River
06. Alone Together
07. A Beautiful Friendship
08. All The Things You Are
09. So In Love
10. You’ve Changed
11. You’d Be Nice To Come Home To

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