Alabama – Mountain Music (1982/2016) [FLAC 24bit, 96kHz]

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1982年にリリースされた3作目のアルバム『マウンテン・ミュージック』で、アラバマは独自のサウンドを完成させ、ラフなエッジを削ぎ落として洗練されたヒット・マシーンへと進化を遂げた。ここでは、7分近い「チェンジズ・カミン・オン」で彼らが音楽的な広がりを見せるが、サザン・ロックのようなジャムではなく、ソフトロックに近い滑らかなグルーヴが特徴だ。このソフトロック的な質感は、彼らがポップチャートにも進出した大きな要因(本作から3曲のカントリー・ナンバーワン・シングルが生まれ、うち「テイク・ミー・ダウン」はポップチャートでトップ20入りを果たした)であるだけでなく、彼ら独自の「マウンテン・ミュージック」を定義する上でも重要な要素だった。彼らのカントリー・ミュージックは田舎臭さを感じさせない——スラングやマンドリンを使わず、エレキギターを基盤にしていた——が、それでも現代的な方法で純粋なカントリーを表現し、西部の神話(「ワーズ・アット・トゥエンティ・ペイシズ」は威嚇的ではないが、内に秘めた傲慢さを感じさせる)や初期のアメリカーナ・ロック(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「グリーン・リバー」の力強いカバー)を取り入れ、感傷(敬虔なスローバラード「ユー・ターン・ミー・オン」や家族の祝福を歌う「ネバー・ビー・ワン」)と陽気さ(「ゴナ・ハヴ・ア・パーティ」)を強調することで、現代カントリーのテンプレートを確立した。スローテンポの曲がやや多いかもしれないが、すべてが熟練の技で演奏され、ほぼすべての曲が共感を呼び、最高傑作(前述の曲のうち「ネバー・ビー・ワン」を除く)はバンドのベスト・マテリアルに匹敵し、『マウンテン・ミュージック』を彼らの最高アルバムの一つとするだけでなく、大きく洗練されたプロダクションにもかかわらず、リリースから数十年経った今でも現代カントリーとして通用する作品に仕上げている。
01. Alabama – Mountain Music (04:11)
02. Alabama – Close Enough to Perfect (03:33)
03. Alabama – Words at Twenty Paces (03:53)
04. Alabama – Changes Comin’ On (06:51)
05. Alabama – Green River (02:51)
06. Alabama – Take Me Down (04:54)
07. Alabama – You Turn Me On (03:10)
08. Alabama – Never Be One (02:45)
09. Alabama – Lovin’ You Is Killin’ Me (03:00)
10. Alabama – Gonna Have a Party (04:09)

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