40年経っても、まるで彼らがずっとそばにいたかのよう。激しい憶測が飛び交った後、スウェーデンの国民的グループABBAはついに新曲とフルアルバム、そして不気味なほどリアルなデジタル映像を使った「革命的」なコンサートツアーで復帰することを発表した。ファンは「ギミー・ギミー・ギミー」と熱望し、バンドはその願いに応えた。

「アイ・スティル・ハヴ・フェイス・イン・ユー」と「ドント・シャット・ミー・ダウン」——ABBAの待望の新アルバム『ヴォヤージュ』からリリースされた最初の2枚のシングルは、時が経ってもABBAのスタイルが色あせないことを証明している。まずは涙を誘う「アイ・スティル・ハヴ・フェイス・イン・ユー」から始めよう。美しく優しいピアノの調べに乗せて、アグネタ・フォルツコグとアニ＝フリッド・リングスタッドが威厳あるハーモニーを奏でる。「ここまで来られたことが信じられない」と彼女たちは歌う。「私にその力はあるのか？」遠くから軍鼓が鳴り響き、パワフルなギターラインが流れ、そしてコーラスへ。それは純粋な喜びだ——勝利を告げるブラスの響き、さらに壮大なギター、そして……待て、もしかして？タンバリンのビートを感じているのか？