『モザイク』は、1961年にアート・ブレイキー＆ザ・ジャズ・メッセンジャーズによってブルーノート・レコードからリリースされたジャズ・アルバムである。このアルバムは、最も高く評価されたジャズ・メッセンジャーズのラインナップの一つによる初の録音作品であり、ウェイン・ショーター（テナーサックス）、フレディ・ハバード（トランペット）、カーティス・フラー（トロンボーン）、シダー・ウォルトン（ピアノ）、ジミー・メリット（ベース）、アート・ブレイキー（ドラムス）が参加した。彼らは1961年から1964年まで共に録音と演奏を行った。1961年にトランペッターのリー・モーガン、ピアニストのボビー・ティモンズ、ベーシストのジミー・メリットが脱退した後、ハバード、ウォルトン、ワークマンがグループの常駐メンバーとなったが、メリットらはその後も断続的に録音に参加した。

これがすべての始まりだった：1961年に録音された『モザイク』は、アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズが初めてセクステット（6人編成）として録音した作品で、1961年から1964年までこの編成を維持した。バンドのフロントラインはトランペットのフレディ・ハバード、トロンボーンのカーティス・フラー、テナーサックスのウェイン・ショーター。ピアノはシダー・ウォルトン、ベースはジミー・メリット（不当に過小評価されている才能の持ち主）が担当した。このアルバムの全曲はバンドメンバー自身の手によるものだ。ウォルトンが書いた激しいタイトル曲は、その燃え上がるようなテンポと東洋的な旋法がジャズ・メッセンジャーズのサウンドとしては異色だが、狂ったようにスウィングする。ハバードはアルバムに2曲を提供しており、最初の「ダウン・アンダー」はブルースとゴスペルを感じさせるグルーヴィーなナンバー。バンドメンバーはこの曲に歯を食い込ませ、ブルースのテーマを限界まで押し進め、ハバードがその隙間を埋める。しかし、ホーン・アレンジは非常にシャープで、余計なものが一切なく、リスナーを離さない。ショーターの「チルドレン・オブ・ザ・ナイト」は、後にマイルス・デイヴィス・クインテットのために書くことになる曲の良い例だ。ハードバップのスウィンガーであることは間違いないが、旋法の使用やソリストとフロントラインの対位法は模範的で、彼のソロはホーンの音域を上下に駆け巡り、鋭く速い。フラーの「アラビア」は基本的なブルースのグルーヴァーで、演奏全体にインスピレーションが感じられる。ディスクはハバードの「クライシス」で締めくくられる。この曲はメリットとブレイキーがバンドの他のメンバーを迎え入れるように始まる。ウォルトンはまず反復的な短調のリフを演奏する。ホーンが入ると、ウォルトンはテーマを保ち、メリットは少し移動してラインの間を掘り下げ、ブレイキーはすべてをアンカーする。この曲ではリズムがすべてだからだ。ハバードは多くの点でソウルジャズの作曲家が存在する以前からそのような存在であり、この曲のモチーフがそれを証明している——彼のソロでの美しい演奏も同様だ。これは素晴らしい録音で、ブレイキーのファンなら所有すべき作品だ。――トム・ジュレック、オールミュージック