Alyn Cosker – Lyn’s Une (2009) [SACD / Linn Records – AKD 338]

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スコットランドのジャズシーンで活躍するダイナミックなドラマー、アリン・コスカーは、2009年にスコットランド・ジャズ・アワードのベスト・ドラマー賞を受賞しました。彼のデビューアルバム『Lyn’s Une』(2009年、Linn Records)は、ジャズ、ロック、ファンク、ラテン、ケルト音楽の影響を融合させた、カメレオンのように多様なスタイルを披露しています。アルバムのオリジナル曲のほとんどはコスカー自身が手がけており、彼のリズミックな独創性と情熱が反映されています。ロス・ハミルトン(ベース)、ジェイソン・レベロ(ピアノ)、ポール・タウンドロウ(サックス)といったスコットランドのトップアーティストを迎え、アルバムは技巧的でエネルギッシュな演奏に溢れています。その他の参加者には、トミー・スミス(テナーサックス)、ライアン・クイグリー(トランペット)、デイビッド・ダンスミュア(ギター)、ボーカリストのモーリーン・マクマランが名を連ねています。タイトルの『Lyn’s Une』は、「Alyn’s Tune」という曲名がコンピュータのエラーで誤って表示されたことに由来し、ユニークな魅力を添えています。収録曲は、「Unannounced」のような複雑なバラードから、「Twitter and Bisted」のようなブラスとファンクが効いた楽曲まで多岐にわたり、後者はユーモアを交えて全アンサンブルを盛り上げるために書かれました。78分に及ぶ意欲的なアルバムは時に散漫になるものの、レベロの抒情的なピアノやダンスミュアのジョン・スコフィールドを思わせるギターなど、際立った瞬間に輝きを放っています。わずか2日間で録音されたこのアルバムは、SACDの高音質によって鮮やかで多彩なサウンドが引き立てられています。『Lyn’s Une』は、コスカーが卓越したドラマーであり、有望な作曲家であることを示し、ジョー・ロックらから「圧倒的な」才能と称賛されました。
01. Oh Dear
02. Logan’s Slogans
03. Don’t Forget Me
04. Smiling Down – intro
05. Smiling Down
06. That’s the Ticket
07. Lyn’s Une
08. Twitter & Bisted
09. Bheki
10. Unannounced
11. Straight Through Boogaloo
12. When Autumn Comes

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