『ブルー・マカムス』から8年ぶりに、アヌアル・ブラヒムはパレスチナの詩人マフムード・ダルウィーシュの詩の一節「最後の空の後、鳥たちはどこへ飛べばよいのか？」に因んだ心に響くプロジェクトで帰ってきた。ウード、チェロ、ピアノ、ベースによる優雅な室内楽曲は、この形而上学的な問いと、混迷の時代におけるその広範な共鳴を繊細に表現している。アラブ音楽の伝統的な旋法を基盤としながらも、ブラヒムは常に広い世界との関わりを求め、様々な文化からインスピレーションを得てきた。ベーシストのデイヴ・ホランドとピアニストのジャンゴ・ベイツは、チュニジアのウードの巨匠が率いる国際的なカルテットに再び参加し、今回チェリストのアンヤ・レヒナーが加わった。ブラヒムとホランドの絆——1998年の『ティマール』アルバムで初めて築かれた——は今や伝説的だ。「デイヴの演奏は私に翼を与えてくれる」とアヌアルは語り、この言葉はアルバム全体で繰り返し具現化されている。ジャンゴ・ベイツのピアノは終始重要な支えとなり、うねるようなソロを披露する。このアルバムは、アヌアルが初めて自身のグループ音楽にチェリストを迎えた記念すべき作品だ。録音の主要な役割を担うアンヤ・レヒナーは、長年ブラヒムの作品に親しみ、自身のリサイタルでも取り上げてきた。ここではチェロが最初と最後の言葉を紡ぐ。『アフター・ザ・ラスト・スカイ』は2024年5月にルガーノのアウディトリオ・ステリオ・モロRSIで録音され、マンフレート・アイヒャーがプロデュースを手がけた。アルバムは、ブラヒム・カルテットがフランス、ドイツ、オランダ、スイス、ベルギーでコンサートを行うヨーロッパ・ツアーに乗り出すタイミングでリリースされる。