尊敬されるジャズドラマー、アリソン・ミラー——彼女自身のバンド「Boom Tic Boom」やジャズのスーパーグループ「Artemis」との一連の批評家絶賛の録音で称賛されている——は、2022年にアラン・ベイロック指揮のグラミー賞複数回ノミネートの「University of North Texas One O’Clock Lab Band」にゲストとして招かれた。そのパフォーマンスは大成功を収め、アリソンとアランは共同でアルバムプロジェクトに取り組むことを決意。アリソンの作曲した楽曲を「One O’Clock Lab Band」向けにアレンジした選曲を録音した。上田紀子、シャミー・ロイストン、ジェフ・レデラー、サラ・チャクサド、アラン・ベイロック、アリエル・グラスマン、ブライアン・ローレンス、デイブ・グレンによるアレンジの貢献もあり、その結果生まれた録音がアルバム『Big & Lovely』となった。ダイナミックで魅力的、エネルギーに満ちた8トラックの中には、「Congratulations and Condolences」「Fierce」「Potomac」など、アリソンの楽曲の新バージョンが含まれている。

「12歳の時、私のドラムの先生であるウォルター・サルブが、彼のプロのビッグバンド『タイム・ワズ・オーケストラ』に参加させてくれました。14歳になる頃には、そのビッグバンドのレギュラードラマーとなり、最終的には彼らとアルバムを録音しました。ドラムスローンからビッグバンドをスウィングさせる経験に勝るものはなく、若いジャズドラマーにとって最高の修行の場でした」とアリソンは語る。「それ以来、自分の作曲でビッグバンドのアルバムを作ることが私の夢でした。時は流れ、ついに『Big & Lovely』のリリースでそれが実現します。アラン・ベイロックと名門ワン・オクロック・ラボ・バンドとのコラボレーションが実現し、これ以上ないほど興奮しています。最初から全てがうまくいき、このアルバムで才能ある学生たちが示した努力、情熱、そして見事な演奏に心から感謝しています！」