Alicia Keys – ALICIA [Deluxe] (2020) [FLAC 24bit, 44,1kHz]

Alicia Keys - ALICIA [Deluxe] (2020) [FLAC 24bit, 44,1kHz] Download
アリシア・キーズは新たな時代に向けて準備万端だ。彼女は7枚目のスタジオアルバム『A.L.I.C.I.A.』をリリースし、これには以前発表された「アンダードッグ」と「タイム・マシン」が収録されている。
アリシア・キーズの7作目のスタジオアルバムのリリース予定日は当初2020年3月とされ、彼女が司会を務めた第62回グラミー賞(新曲「アンダードッグ」を披露)と自伝『モア・マイセルフ: ア・ジャーニー』の発売日の間に設定されていた。しかしCOVID-19パンデミックの影響で、アルバムは5月、さらに9月に延期され、2020NFLキックオフコンサートとiHeartRadioミュージックフェスティバルへの出演と同期してリリースされた。前回のiHeartイベントでは、リードシングル「ショウ・ミー・ラヴ」(ミゲルとのデュエット)が初披露されており、おそらく「ヘッドライトに照らされた鹿」という比喩を、事故死ではなく情熱的な抱擁に用いた初の楽曲だろう。こうしてアルバムのプロモーションは丸1年続き、この間にさらに5曲がリリースされた。これらの曲がアルバムのハイライトの大半を占めるため、アルバム自体の到着はやや盛り下がる感がある。「タイム・マシン」はアレクサンダー・オニールが「厄介なベース」と呼ぶようなスライドするグルーヴに乗った、キーズの作品中最もファンキーで宇宙的な楽曲で、ソランジュの「クレインズ・イン・ザ・スカイ」との巧妙な類似点も見られる。「ソー・ダン」ではキーズとカリードが理想的なデュオを形成し、柔らかく親密なラヴ・バラードを奏でる。また、アルバムの最後を飾る2曲も先行リリースされており、1曲は息子の殺害に苦悩する母親の心情を、もう1曲は互いをケアする人々への感謝と慰めを共感的に表現したものだ。これらはアルバム中最も心に響く瞬間である。未発表曲も同様に、結束や前向きな自己省察、葛藤と満足に満ちた親密さを混ぜ合わせている。品質のばらつきも同様で、脈打つサムファとのコラボ「3アワー・ドライブ」から、ティエラ・ワック無しでは凡作だっただろう「ミー×7」まで様々だ。R&B寄りのゲスト陣(ジル・スコットとスノウ・アレグラも参加)を迎えているにもかかわらず、『アリシア』はキーズの作品中最も穏やかな仕上がりで、可能な限り多くのリスナーにアピールしようとする意図が感じられる。ただし、癒しと高揚を意図したアーティストの意志は疑いようがなく、彼女はこれまでで最もニュアンス豊かなボーカルでそれを伝えている。
01. Alicia Keys – Truth Without Love (02:34)
02. Alicia Keys – Time Machine (04:26)
03. Alicia Keys – Authors Of Forever (03:37)
04. Alicia Keys – Wasted Energy (04:19)
05. Alicia Keys – Underdog (03:24)
06. Alicia Keys – 3 Hour Drive (04:01)
07. Alicia Keys – Me x 7 (03:32)
08. Alicia Keys – Show Me Love (03:08)
09. Alicia Keys – So Done (03:54)
10. Alicia Keys – Gramercy Park (03:12)
11. Alicia Keys – Love Looks Better (03:23)
12. Alicia Keys – You Save Me (03:41)
13. Alicia Keys – Jill Scott (04:05)
14. Alicia Keys – Perfect Way To Die (03:31)
15. Alicia Keys – Good Job (03:53)
16. Alicia Keys – Three Hour Drive – A COLORS SHOW (04:04)
17. Alicia Keys – A Beautiful Noise (03:19)
18. Alicia Keys – Wasted Energy (04:37)

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