Bob Dylan – Blonde On Blonde (1966) [MFSL 2013] [SACD / Mobile Fidelity Sound Lab – UDSACD 2097]

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『ハイウェイ61再訪』がガレージロック的なサウンドだったのに対し、ダブルアルバム『ブロンド・オン・ブロンド』ではその音を反転させ、ブルース、カントリー、ロック、フォークを融合させた荒々しく奔放で濃密なサウンドを生み出した。炎のようなマイケル・ブルームフィールドに代わり、ロビー・ロバートソンの緊迫した絡み合うギターを迎え、ボブ・ディランは自身のツアーバンド「ザ・ホークス」とスタジオミュージシャンたちを率いて、彼の最も豊かな楽曲群を演奏した。『ブロンド・オン・ブロンド』は途方もない深みを持つアルバムで、毎回の再生ごとに尽きることない歌詞と音楽の新たな発見をもたらす。『ハイウェイ61』の鋭さを不条理な感覚で和らげたこの作品は、ロックナンバーだけでなく「ヴィジョンズ・オブ・ジョアンナ」「ジャスト・ライク・ア・ウーマン」「サッド・アイド・レディ・オブ・ザ・ローランズ」といったうねるような感動的なバラードまで、すべてが独創的でシュールかつ機知に富んだ言葉遊びに支えられている。アルバム全体を通して、音楽は楽曲の独創性に見事に呼応し、鋭いギターリフ、流れるようなオルガンリフ、鮮明なピアノ、そして酔いどれ風のブラスバンド(「レイニー・デイ・ウィメン #12 & 35」)までが詰め込まれている。これはディランのエレクトリック・ロックンロール時代の頂点であり、彼はその後二度とこれほど激しくロックし、これほど奇怪なイメージを放つスタジオアルバムを発表することはなかった。
01. Rainy Day Women #12 & 35
02. Pledging My Time
03. Visions Of Johanna
04. One Of Us Must Know (Sooner Or Later)
05. I Want You
06. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
07. Leopard-skin Pill-box Hat
08. Just Like A Woman
09. Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine
10. Temporary Like Achilles
11. Absolutely Sweet Marie
12. 4th Time Around
13. Obviously 5 Believers
14. Sad Eyed Lady Of The Lowlands

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